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三重へ!廃プラが“レビア”に変わるまで


こんにちは!リンネのあかりです。

私の住む昭島市では木曜がプラゴミの日。お惣菜や卵のパックなど…今朝も専用の紫色の袋にパンパンに詰めて収集場へ出しました。「きれいに洗って分別してるから、ちゃんとリサイクルされてるはず!」と思っていましたが、実は日本で回収されたプラスチックの約7割が焼却されているって知っていましたか?😲そして世界全体では、プラごみの量は過去20年で2倍に。日本は世界第2位の容器包装プラ廃棄量だとか…。

そんな中「リサイクルできない」とされてきた廃プラスチックから新しい素材を生み出したのが住宅設備・建材メーカーのLIXILさん。三重県津市・久居工場で開発された循環型素材「レビア」を学びに、視察&アイディエーション研修へ行ってきました!その様子をざっくりレポートします!

プラごみの行き先を知る

最初に訪れたリサイクルセンターでは、津市内27万人分の資源ごみ、燃やさないごみなどが集まります。今回は容器包装プラスチックに注目して見学。驚いたのは、機械だけでなく人の手で一つひとつ選別されていること。金属製品などはもちろん大量の汚れたプラが取り除かれ、きれいなものだけが次の工程へ進みます。

「ちゃんと洗う」「正しく分ける」私たちの日常の小さな行動が、そのまま現場の効率や再資源化に直結しているんだと実感しました。

容器包装プラのリサイクル工程
容器包装プラのリサイクル工程


廃プラから“レビア”へ

続いて久居工場へ。ここではリサイクルできない廃プラを、粉砕・洗浄・選別を何度も繰り返し、廃木材と混ぜ合わせて「レビア」という新素材へ生まれ変わらせています。現在は舗装材 「レビアペイブ」 として製品化されています。(万博でも活用されているとか!) さらに商品化できなかったレビアも再び粉砕し、水平リサイクルが可能。洗浄に使った水も再利用するなど、工場の仕組みそのものが循環型になっていました。

驚きだったのは、この取り組みを自社だけに閉じず、津市と協定を組み、リサイクルサンタ―と連携して“地域資源の循環”として広げていること。まちぐるみの挑戦に、大きな可能性を感じました。


共創から広がる未来

視察2日目は、「レビアの未来」をディスカッション。まちづくりやサステナコンサル、広告、産廃、デザインなど多様な参加者だからこそ生まれる視点にワクワクする時間でした。

LIXILさんからは「建材にとらわれない活用を」との呼びかけがあり、 ・三重県内の企業や施設との連携(鈴鹿サーキットやおかしカンパニー) ・市民が体験できるRevia ParkやRevia Lab など、ワクワクするアイデアが続々。

“地域・行政・市民と一緒に”が、より大きな循環を生み出すんだと改めて実感しました。


おわりに

今回の研修で一番心に残ったのは、現場の方の言葉。昼間の視察では寡黙で強面だった技術者のみなさんが、懇親会では一転、「難しいものほど燃える」「僕ら素直だから!いろんなアイデアが欲しい」とっても明るく熱く語ってくれました。

素材や仕組みだけでなく、“挑戦する姿勢”こそが循環を前へと動かしているんだと強く感じました。

帰ってから幸代さんに報告しながら考えたのは、資源をどう活かすかだけもとっても大切だけど、それだけじゃなく、そもそも“ごみを生まないデザイン”を最初から考えること。それは簡単なことではないけれど、効率や量だけでなく、モノのその先を見据えること。今回の研修で出会った技術や仕組みは、そんな未来への可能性を感じさせてくれました。

🍴おまけ:三重といえば…

実は三重初上陸でした!地元のタクシーおじいちゃんにおススメを聞いて、うなぎ屋さんにみんなでいきました!おいしかった…


引き続き、研修、イベント、モノづくりなど、日々の色々をRINNE CLUBのみなさんにお届けします。 ぜひお楽しみに!

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